【大阪】ガールズバー店長を死体蹴りした37歳会社員に罰金15万円

大阪市北区堂山町で平成２５年、ビルの前で倒れていたガールズバーの男性店長＝死亡当時（２９）＝を蹴ったとして、暴行罪に問われた兵庫県川西市の会社員の被告の男（３７）の判決公判が１０日、大阪地裁で開かれ、西野吾一裁判長は罰金１５万円（求刑罰金２０万円）を言い渡した。被告は事件前に客としてガールズバーを訪れ、料金の支払いをめぐり店長とトラブルになっていた。公判では「店長から暴行を受けたため蹴った」と正当防衛などを主張していた。

判決理由で西野裁判長は「店長はビルの階段から転落し、動かなくなっていた。被告はそれを認識しており、正当防衛は成立しない」と述べた。

事件をめぐって、大阪府警は殺人容疑で被告の捜査を行ったが、大阪地検は２５年８月、嫌疑不十分で不起訴とした。その後、検察審査会が不起訴不当を議決。地検は再捜査のうえ２６年５月に再び嫌疑不十分で不起訴とし、店長への暴行罪で在宅起訴していた。

判決によると、被告は２５年７月、ガールズバーの入るビルの１階出入り口付近で、倒れていた男性店長の腹を数回蹴った。

http://news.infoseek.co.jp/article/sankein_sk220160510537/