検索ユーザーはネット上の知識と自分の知識を混同してしまう傾向があり、研究者は「正確な知識を身につけるのは難しいことだが、ネットは
それをさらに困難にしている」という。
ある実験では、対象者をネット検索を使ってもいいグループとそうではないグループに分け、「ジッパーはどういう仕組み?」といった4つの質問に答えてもらった。
その上で、4つの質問とは無関係な別の質問(「曇りの夜はなぜ暖かい?」など)を示したところ、ネット検索を使ってもいいグループは、
そうではないグループに比べ「自分はその質問に答える能力がある」と考える傾向にあったという。
検索を使えるグループは、正確な回答が見つからないようなとても難しい質問や、Googleのフィルターによって回答が見つからないようになっている質問を検索した場合でさえ、自分の知識は十分にあると感じる傾向にあった。
「“検索モード”時の認知作用はとても強力で、検索で何も見つからなかった時でさえ、人々は自分を賢く感じているようだ」と研究者は述べている。
「質問に答えられないということは、自分がその答えを知らないから、というのは明らかだ。だがインターネットでは、『自分が知っていること』と、『自分が知っていると思っていること』の線引きがあいまいになってしまう」
スマートフォンの普及で常にネット環境が手元にある現在、この問題は深刻化している可能性があるという。また早くからネットに親しんでいる子どもへの影響も懸念されるという。
こうした傾向が、多くの利害関係が存在する政治などの分野に持ち込まれると危険だとも警告する。
「決断が大きな結果をもたらすようなケースでは、自分自身が持つ知識を見分け、本当は知らないことについて知っているかのうように考えないようにすることが重要になるだろう」としている。
研究はイェール大学のマシュー・フィッシャー氏らが行い、成果は「Journal of Experimental Psychology」に掲載された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150401-00000033-zdn_n-sci
検索して出てくるのは情報で、知識とは違うよ
だとすれば
ネットなんかに
たよんなよ
と俳句で突っ込みを入れる
無批判に新聞やテレビを見るよりかは賢い。
今更利己になるとは考えづらい
自分が賢いと錯覚させられるのは危険だと思ってるわ
知識ではない、その情報をどう分析するかって話
一つの情報見てそれを信用するかどうかは
その情報の発信源や他の情報などの総合判断
昔は図書館・古本・書店を探し回って手に入れた知識が
今やお手軽検索で殆ど分かっちゃうもんね
ただ真偽不明の情報が多過ぎて取捨択一が難しくなってもいるけど
昔だって頭いい奴は疑問をイチイチ辞書ひいてたからな。
まず疑問が出てこない人がたくさんいて
疑問を持っても違和感を抱えたものの出典を探ろうと考えない人もたくさんいて
探ろうとしても出典まで辿り着けない人もいて
違う出典をこれだ!と勘違いする人もいて
正しい出典に辿り着ける人がどれほどいるのやら
そうすれば多少は理解が深まるし
今つけたばかりの知識をひけらかしたくなる
検索する意欲のある者は少し賢い
自分が知らない、ということを認識しているのだから。
そのためには多くを学ばなきゃいけないけど。
これが勉強しなければならない理由だと、子供に言いきかせている。