高木美保、蜷川さんの“名物の灰皿投げ”当てられ気付いた優しさ

女優の高木美保（５３）が１３日、フジテレビ系「バイキング」（月～金曜・前１１時５５分に）に生出演し、肺炎による多臓器不全で亡くなった演出家の蜷川幸雄さんとの思い出を語った。

高木はデビュー映画「Ｗの悲劇」（８４年）で蜷川さんと共演、劇団員役で出演した高木は、演出家を演じていた蜷川さんの、人を育てる力を感じたという。オーディションでいい役をもらえた自分に対し、蜷川さんは（役柄でなく）本人の立場で「お嬢ちゃんは大きい声出して一生懸命頑張ればいいから」とハッパ。「バカにされたと私は感じて、悔しいと思ってそれから芝居に熱くなった」と語った。

劇中でも有名な“灰皿投げ”を披露した蜷川さんだったが、運悪くアルミの灰皿が、本当に当たってしまったという。「『クソ』って思ったんですけど新人だから何にも言わなかったら、後から蜷川さんがいらして、当てないようにしていたけど『ごめん。本当に当てちゃって』」と謝られた秘話を披露。「厳しさと、その裏の甘いぐらいの優しさを、凄く使い分けて人を育てる方だったんだなって思った」と振り返った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160513-00000079-sph-ent
スポーツ報知 5月13日(金)14時15分配信