凡作揃いで毎度期待を裏切られる「人気コミックの実写映画化」だが、ついに傑作が登場だ。大泉洋主演、有村架純&長澤まさみのダブルヒロインが話題の「アイアムアヒーロー」の評判がすこぶる良い。漫画原作映画には厳しい映画批評家の前田有一氏も「久々の当たり」と太鼓判を押す。
■原作ファンを唸らせた
「有名コミックの映画化に対する原作ファンの目は甘くありません。とくに邦画界は『ルパン三世』『ガッチャマン』、そして『進撃の巨人』など原作の世界観をぶち壊すような凡作ばかり量産し、そのたびに炎上騒ぎとなるのが恒例となっています。そんな中、本作はキャスト3人の魅力、監督の演出、長大な原作から的確に取捨選択した脚本など総合的なバランスがいい」
原作は19巻で累計600万部超の、花沢健吾による同名人気漫画。過激なアクション描写と予測を裏切る展開が話題を呼び、マンガ大賞に3年連続ノミネートされたこの原作を「GANTZ」「図書館戦争」シリーズをヒットさせた佐藤信介監督が実写化した。
大泉演じる鈴木英雄は売れない漫画家。鬱屈したその日常は、恋人が謎の狂暴化ウイルスに感染した瞬間に終わりを告げる。手当たり次第に噛みつくことで瞬く間に広がった感染は文明と社会秩序を破壊。無法地帯と化した街で主人公は偶然出会った女子高生(有村架純)を守るため、趣味のクレー射撃用の散弾銃を手に安全地帯を目指すというストーリーだ。
感染者に群衆が襲われ肉片と化す場面はR15+指定となるほど容赦ない残酷描写で、韓国で建設中の高速道路上で撮影されたカースタントも邦画離れした迫力。スペインやベルギーなど日本に先駆けてお披露目した海外の映画祭でも好評で、特殊効果や観客賞を受賞した。
「R指定を恐れぬ監督の姿勢には原作漫画に対するリスペクトを感じます。2人のヒロインも、妹タイプの有村とサバサバ系の長澤といった感じで、漫画版以上の魅力がある。彼女らを守るため、平凡な中年男がヒーローに成長するドラマにも説得力があります」(前出の前田氏)
原作を尊重し、映画ならではの魅力を加えた実写版。23日に公開されるや、映画ランキングは初登場4位。
「上位3つはアニメなので実写では1位スタート。最終的に興収は15億円以上が見込めます。R15指定ながらリッパな数字です」(映画関係者)
GWにうってつけのエンタメ大作だ。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/180587
2016年4月30日
邦画離れした迫力も魅力(大泉洋と有村架純)(C)2016 映画「アイアムアヒーロー」製作委員会 (C)2009 花沢健吾/小学館
小学館の漫画原作→当たり
講談社の漫画原作→外れ
この法則で大抵行ける
パニック映画としては原作抜きでも普通に面白かった。
原作が終わってないから仕方ないが、ある程度は映画にラストを用意して欲しかった
原作では、女子高生から抗体が作れるのを示唆する場面もあったので
それは映画で入れてもよかったかも
文句は出ないだろうし
そろそろ新井英樹のも映画にしてやれよ
映画ではその辺の予備知識ありになっちゃうんだろうな
原作知らなかったが、すんごい途中で終わった。
あの中からは逃げ切れたが、銃の弾は尽き、半ZQNはそのまま。
あのあとどうすんだと小一時間
2chが出てきたのはニヤッとした。
これ、テレビ放送できないだろうし、その辺の利益は出ない計算なんだな。