西村主審がW杯初戦FKでプシューッとやるの見て、「な、なんだあれは…!」と
なった方も多いんじゃないでしょうか。
◇あれは何?
サッカーでは、ペナルティエリア外でファールされるとフリーキックが与えられ、
した側のチームはファール発生地点から最低10ヤード(9.15m)離れたところに
並ばなくてはなりません。
単純なルールだし、これまでは審判が目測で並ばせて、キックする側のチームから
要請があればきちんと測る、というゆる~い感じでした。
それがFIFAワールドカップでは今大会から距離をバシッと計測し、尚且つ
キック地点と10ヤードのラインに目印をプシューッとつけるようになったんです。
あの数分で消えるスプレー、名前は「9.15 Fair Play」といいます。アルゼンチンの
ジャーナリストのPablo C. Silvaさんが開発しました。
「9.15」というのは「10ヤード = 9.15m」からきています。
◇なぜ必要?
このレベルの選手なら誰でもFKの1度や2度は経験済みだし、10ヤードルール
破っちゃいけないこともわかってるはずです。が、「どう見たっておかしいだろ!」
というダイヴやファールがあると、世界一流の選手でもルールがどっかとんじゃうのです。
Silvaさんはアルゼンチンのアマチュアリーグで、そういう局面を何度も見てきました。
選手が10ヤードのラインから越えても審判は何もしないんですね。
これじゃいかん、ということで明確な線引きを設けるために開発したのが、
このスプレーというわけ。
中身は水、ブタン、界面活性剤です。これを独自配合で混ぜて圧縮し
小さなエアロゾル缶に詰めました。特許は前からもってたんですが、
ワールドカップのブラジル大会で見事選抜初デビューとなりました。
◇なぜ重要?
国、FCC(米通信委)、うるさい親みたいなもので、FIFAも過剰規制は大好きです。
愛ゆえの過保護といいますか。ですので、試合に秩序を維持しルール徹底を
図るため、新たな規則を設ける方向で動き始めています。先日ご紹介した
ゴール判定システムもそうなら(前大会の疑惑のゴールでこれがあったらなーって
思いますよね)、この「9.15 Fair Play」もそう。その一環なんですね。
まあ、あんまり規則でがんじがらめになっても試合の美が損なわれてしまうけど。
ゴールも機械、線引きもスプレーで、次は何? まさかロボが
球蹴るんじゃないだろうな、と。
窓ふきスプレー
目測?
歩測だよ
NHKの実況の人があのスプレーは南米かどこかで既におなじみになってるって説明してた
ゴールだけはシビア
ゴキブリ退治にも有効なんだよな
引用元: http://anago.2ch.net/test/read.cgi/femnewsplus/1403313490/