グラスを鼻に近づけると、ナスとトウモロコシ。有機溶剤。雨をはじいたオーク材。
群生した夏草に感じる香りの奥行きと清涼感。土。
口に含めば、一瞬で溶ける飴。渋みを感じさせず、しかしバランスの取れた重量感。余韻は長く続く。
柔らかいアプローチの中にすべてを徐々に明かしていく。
前へ前へとグイグイとこないが、静かに「いつでもここにおいで。待っているよ」という貫禄。
鉄、赤土、水、草。
日本的な静かな主張とバランスの中に、フローラルを感じるウィスキー。
すごくオールディーかつポエミーなワーディングだな
自分に酔ってるんだろうな
世界共通らしいな
だから一見ポエミーな評価でもソムリエは理解できるんだとさ
グラスに鼻を近づければ、木のふしあなから覗く草原。
樹齢の若い木。ただしそのシグネチャー(特徴のある形)はすでにはっきりとしている。夏のコテージ。
口に含めば、夏草。さわやかさと、くつろぎ。
まるで草原に吹く風を両手を広げて感じているかのような。ほんのわずかなイチゴ。
牧歌的でありながら上品。
幸せに包まれて生まれてきた子羊を見つめるあたたかな周囲の目のような。
よくこんな言葉がポンポン出てくるなw
多分ニヤニヤしてる
その香りは、大きなトラックの巨大なタイヤ。
口に含めば、トラックはそのまま通り過ぎていく。
夏の日の一瞥(いちべつ)をくれた風景。
レビュー:VIPりんごジュース
あまい!でも後味がベタベタしない!美味しい!
これくらいシンプルにまとめてくれよ
その香りは、鋭く尖った帆船の先端、切り込んでくるスパイス。
甘く煮たオレンジピール。砂浜。
口に含んでいれば、ビリビリしびれる。
舌の上でスパイスが弾けて銃撃戦が繰り広げられているみたい。
銃撃戦w
全く飲みたいと思えない
その香りは、古い本棚。古い木枠のガラス窓。
口に含めば、蜘蛛の巣がかかった書斎が浮かぶ。
この夏、近くの洞窟まで冒険に出ようか。避暑地の貸家でひと夏を過ごすワクワク感。
なんだよこれwwww
糞不味そうだなwwww
まぁ熟成されてる感じは伝わってくる
俺たちこんなふざけてるのに素人は真面目な顔で聞いてるよwww
って感じ
グラスから立ち上る香りは、うっそうと生い茂るジャングル。
ここは生命力に溢れていて何もかもが早く成長する。若いトラのなめらかな体毛。
口に含めば、安心と緊張の間にある夜の始まり。
音と音の間の静けさに耳を済ませるのは、精神が統一されているリラックスからか、
あるいは襲われまいとする生存への危機感からか。
個性の一撃。
個性の一撃
そうだよ
グラスから立ち上る香りは、暖かな春の日に吹く潮風。
甘く気だるいのは、流れている音楽のせいか。水着とサングラス。短いバカンス。
口に含む。
素潜りをして楽しもう。
海にプカプカ浮かんでいると、青い空に太陽が大きく見えてくる。
バカンスの思い出をボトルに詰め込んだら、このウィスキーになるだろうか。
ただの日記じゃねーかwww
春かと思ったら夏の情景しか見えてこねぇよ……
たけのこの里とか
ドワーフが見えるとか言い出しそう
本当に浮かぶんなら
目の覚めるような香り。アルコールの香水。嫌味のない燻製の香りが奥に漂う。
甘いラベンダー。首筋に垂らしたくなる。
口に含むと、香水が香水のまま、やや膨張しながら分解していく。
残るものは、香水を感じた口腔のしびれ。
細胞が光を放ち、背筋を伸ばしたくなる。ヘビーな香りを奥に隠している。
闇の中を差す光の筋を思わせるウィスキー。
これはもうほぼ、文学だ。
文学
お前が文学だよwww
グラスから立ち上る香りは、蜂の飛ぶ花園。
気品漂うアールデコの手すりとレンガと蔦(ツタ)。
赤とピンクのバラが咲いている。春の日の土の香り。木のチェアに腰掛けた老人のパイプ。
口に含めば、老人に手招きされ、庭のティーテーブルで頂くお茶。
レモンと蜂蜜。砂糖も載せて。
目を閉じ、ゆったりと味わうのとのできるウィスキー。気品に昇華されたバランス。
バランタインファイネストに86点だってw
ファイネストそんな美味いか?w
それもうお茶だよ
グラスから立ち上る香りは、麦を重ねた布団に寝ているかのよう。
ゆっくり進む馬車と、青空。
この清涼感は、近くで細い小川が流れているのか。
風が吹いて帽子が飛ばされる。
口に含めば、ほわっと味わいが広がり、素朴な木の額縁の水彩画、
廻る木の車輪とその“こしき”、土に轍(わだち)を残して行く。
渋みがあるのに柔らかい、暖かすぎない春の日の一日。
これもなかなかすごい
個人で好きな物を探し当てる探検すべきだわ
夏の日の初恋を思わせるラヴリーな口づけのウィスキーだった