孫や親戚の子にお小遣いをあげる「お盆玉」習慣じわりと浸透

お盆に帰省した孫や親戚の子にお小遣いをあげる「お盆玉」の習慣が、じわりと浸透している。専用の小さなのし袋（ポチ袋）が人気で、各店も勝負どころと特設売り場の開設や新商品を投入。百貨店なども「孫へのプレゼント需要」を取り込もうと工夫をこらしている。　（中沢佳子）

お盆玉は江戸時代、奉公人に衣服やげたを渡した一部地域の習慣にちなんだもので、ここ数年で認知度が上がってきた。今や夏は年末年始のお年玉に次ぐポチ袋の需要期になっている。

横浜ロフト（横浜市西区）はエスカレーター近くの目立つ場所に専用コーナーを設置。カブトムシや金魚、花火など夏らしい絵をあしらった約六十種類（百八～三百二十四円）が並ぶ。「またおいで」「宿題がんばれ」と書かれた商品もあり、女性客が「あら、かわいい」と手に取る。

ロフトは三年前から夏用ポチ袋を販売。今年は昨年より一カ月早い六月から店頭に並べ、商品の種類も二・五倍に増やした。「中心は五十～六十代の女性。孫に渡したいと、祖父母が購入している」と担当者。暑気払いやバーベキュー会の会費入れに利用する客も多いという。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015081402000138.html

正月の3割くらいだったけど